本学工学部機械工学科の長谷亜蘭 准教授がIIIAE Prominent Paper Awardを受賞
11月4日~7日にIIIAE 2025(AEに関する世界会議)が名古屋コンベンションホールで開催され、本学工学部機械工学科の長谷亜蘭 准教授が、鉄道総合技術研究所の嵯峨信一 氏と共に研究成果を発表し、 IIIAE Prominent Paper Award(IIIAE優秀論文賞)を受賞しました。
IIIAEは、日本非破壊検査協会、AEWG(米国)、EWGAE(欧州)で構成される国際学会です。本会議は、アコースティックエミッション(AE)技術の現状と最新動向を総括するとともに、将来展望について議論することを目的としています。
自動車?航空宇宙産業の第一線で活躍する専門家を招き、AE技術を超えた多様な分野を統合した講演と議論を行いました。また、3Dプリント技術を用いた土木?建築構造物の社会課題や品質評価もテーマとして取り上げられました。
今回、長谷准教授は「Full-scale Evaluation of Brake Shoes for Railway Vehicles Using AE Method」について講演発表を行いました。この研究では、材料の変形?破壊時に発生する弾性応力波を検出するアコースティックエミッション(AE)センシングを活用して、実際の鉄道の踏面ブレーキで生じる摩擦?摩耗特性とAE信号の対応関係について調査を行い、摩耗量とAEエネルギーの定量的関係を見いだしました。
また、長谷准教授は、IIIAE 2025におけるトライボロジーセッションのキーノートスピーカーも務めました。


